「看護師で年収600万円なんて、管理職か夜勤地獄じゃないと無理」──そんなふうに思っていませんか?確かに、ひと昔前までは“高収入=ハードワーク”が常識でした。ですが、令和のいまは違います。
働き方や情報発信、収入の得方を見直すことで、日勤中心でも収入アップを実現している看護師が増えてきました。
この記事では、年収600万円を現実にしている看護師たちの特徴や考え方を紹介し、あなたが次に選べる道を一緒に考えていきます。
看護師で年収600万円は本当に可能?
看護師の平均年収は、おおよそ480万〜500万円前後とされています(※厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より)。この数字を見て、「600万円なんて一部の人だけでしょ」と感じた方も多いかもしれません。
確かに、夜勤を多くこなし、リーダー業務や管理職に就いている看護師が到達するケースが一般的です。しかし、最近ではまったく異なる道で年収600万円を実現する看護師も増えています。
看護師の平均年収と600万の位置づけ
前述の通り、看護師の平均年収は500万円弱。その中で600万円という数字は、「一部のハイパフォーマー」か「夜勤漬けの働き方」をしている人のイメージが強いかもしれません。
しかし、働き方の多様化が進んだ今、この常識は見直されつつあります。
「夜勤・管理職だけ」が高収入の時代は終わった?
かつては、年収アップ=夜勤回数増加という構図が主流でしたが、現在は必ずしもそうとは限りません。たとえば、美容医療や訪問看護、企業看護師といった分野では、日勤中心でも高年収を狙える職場が存在します。
また、キャリアアップや役職手当、インセンティブ制度を活用することで、収入を伸ばす人もいます。
時代に合った“賢い稼ぎ方”をしている人が増加中
さらに注目されているのが、副業やSNS活用など「本業+α」で収入を伸ばすスタイルです。
YouTubeやInstagramでの発信、看護師向けの情報販売、オンライン講座の開催など、知識や経験を活かして収益化している看護師も増加しています。
重要なのは「時間を切り売りするだけの働き方」から、「価値を生み出す働き方」へと視点を切り替えること。令和の今、年収600万円は“無理な目標”ではなく、“現実的な選択肢”になりつつあります。
病棟以外で年収を上げる選択肢とは?
「看護師=病棟勤務」というイメージは今も根強く残っていますが、実は病棟以外にも年収アップを目指せるフィールドは広がっています。
夜勤や管理職に頼らずとも、働き方の選択と組み合わせ次第で月給40万円以上、年収500万超えを達成している人も少なくありません。ここでは、病棟の外にある「稼げる選択肢」を紹介します。
訪問看護や美容看護での年収500万超え事例
訪問看護では、日勤常勤でありながら月給35万〜45万円+オンコール・インセンティブ手当がつくケースがあり、年収500万円を超える事例も多数あります。
美容看護も同様に、施術介助やカウンセリング業務にインセンティブが連動する制度が一般的で、努力次第で収入を大きく伸ばせる環境があります。
これらの職場では、看護技術だけでなく「接遇力」や「提案力」も評価対象になるため、コミュニケーションに強みを持つ方には特に向いています。
管理職でなくても月給40万以上は可能?
実際に、訪問看護の現場では管理職ではない30代前半の看護師が、月給40万円以上を受け取っているケースがあります。これは、基本給に加えて訪問件数に応じた出来高報酬や、オンコール・緊急訪問への手当が支給されているからです。
また、美容クリニックでも、月間の売上実績に応じた手当がつく職場では、月給40万円超えが一般的な水準になっていることもあります。大切なのは、「職場選びの軸」を見直すことです。
「働き方の掛け算」で年収アップを狙う方法
単一の働き方にとどまらず、「掛け算」で働くことも収入アップの有効な戦略です。
たとえば、週4日常勤+副業、あるいは本業に加えてSNS運用・情報発信・講師業などを組み合わせることで、収入源を複線化し、月収を底上げする人も増えています。
これは「選択アーキテクチャ※」の視点から見ても、自分に合ったルートを設計する柔軟な方法です。
※注釈①:選択アーキテクチャ…選択肢の設計により、人の行動や成果が変わるという行動経済学の考え方。看護師のキャリア設計にも応用可能。
SNSを活用して“+α”を生み出す人たち
看護師として働きながら、自分の専門性や経験をSNSで発信することで“+α”の収入を得る人が増えています。
特に、InstagramやX(旧Twitter)などのプラットフォームを活用し、自身の知識やライフスタイルを発信するスタイルは、看護師の新しいキャリアのかたちとして注目を集めています。
ここでは、SNSから派生する収入やキャリアチャンスを紹介します。
InstagramやXで看護知識を発信しフォロワー1万人超
「看護師の日常」や「転職経験」「働き方の違い」などをテーマに発信しているアカウントの中には、1万人以上のフォロワーを持つ人もいます。
特別な編集スキルがなくても、共感できる言葉やリアルなエピソードを通じて多くの支持を集めています。これにより、看護師という専門性が“情報発信者”としての価値を持ちはじめているのです。
PR案件・講師依頼・商品プロデュースまで
フォロワーが一定数を超えると、美容クリニックやスクール運営会社からのPR案件や、セミナー講師としての登壇依頼、さらには看護師向け商品のプロデュース依頼まで舞い込むこともあります。
これは「影響力を持つ医療職」としての信頼と実績があるからこそ。収入だけでなく、新しいキャリアフィールドが開ける可能性があります。
※注釈②:PR案件とは、企業の商品やサービスをSNS上で紹介することで報酬を得る仕事。インフルエンサーだけでなく、専門性を持つ個人の発信者にも依頼が届くようになってきている。
副業で月5〜10万アップを安定化している人も
発信活動は、すぐに収入につながるとは限りませんが、継続的に取り組むことで月5〜10万円の副収入を安定して得ている人もいます。
動画編集やブログ運営、看護師向け教材の販売など、マネタイズの手段も多様化しており、自分に合った形を選べる点が魅力です。こうした取り組みは、“自分自身の可能性”に投資する動きとも言えるでしょう。
「稼ぐ看護師」がやっている習慣とマインド
年収600万円以上を実現している看護師には、共通して見られる“考え方”と“行動パターン”があります。特別な資格や環境に恵まれているわけではなく、「日々の選択」と「思考のクセ」が収入に直結していることも。
ここでは、稼ぐ看護師が持つ習慣やマインドを紹介します。
「キャリアのポートフォリオ」を意識している
病棟勤務だけに頼らず、「副業」「SNS発信」「スキルアップ講座」など複数の柱を持つ人は、“キャリアのポートフォリオ”を自然と意識しています。
収入源が一つしかないと、不安も大きくなりがちですが、複数の手段を持っておくことで精神的にも経済的にも安定感が生まれます。自分の看護師人生を“会社任せ”にせず、主体的に組み立てる姿勢が見てとれます。
「時間の使い方」が圧倒的に上手い
稼ぐ看護師ほど、無駄な時間を削り、自分のための時間にしっかり投資しています。
例えば、移動時間を勉強にあてたり、勤務後の1時間をSNSでの発信や副業準備に使ったり。ダラダラと疲れを引きずるのではなく、短い時間でも集中して動くことが“成果”に繋がっています。
小さな時間を重ねることが、大きな収入変化をもたらす鍵です。
「稼ぐこと」へのブロックがない
多くの看護師が「お金の話をするのは恥ずかしい」「収入アップはわがまま」と感じてしまいがちです。しかし、稼ぐ看護師たちはそうした“ブロック”を取り払い、「人生をより良くするための手段」として収入を捉えています。
使命感ややりがいと、経済的な豊かさは両立可能だと、柔軟に受け入れているのが特徴です。
※注釈③:「お金を稼ぐ=悪いこと」という無意識の思い込みを“マネーブロック”と呼びます。これを外すことで、行動や選択肢が広がります。
あなたにもできる“最初の一歩”とは?
年収600万円を目指すなんて、遠い話に感じるかもしれません。でも、実際にその道を歩み始めている看護師たちは、特別なスキルや経歴があるわけではなく、“身近な一歩”を大切にしてきただけ。
ここでは、あなたにもできる「最初の一歩」を具体的に紹介します。
まずは「理想の暮らし」を思い描く
行動の起点になるのは「どんな生活を送りたいか」を考えること。
今のまま夜勤で生活リズムを崩したままか、それとも日中に働き、夜は家族や自分の時間を大切にするか。年収だけを見るのではなく、「どんな働き方が、自分に合っているのか?」を整理してみましょう。
理想を言語化することで、転職や副業といった選択肢が“自分ごと”として動き出します。
「相談できる場所」があることで動きやすくなる
一人で考えていても、不安や迷いが強くなるだけ…という経験はありませんか?
収入や働き方の話は、職場ではなかなかしづらいテーマ。だからこそ、看護師専門のキャリア支援に相談できる環境を持つことが、次のステップへの大きな後押しになります。
「こんなこと聞いてもいいのかな?」という段階でも問題ありません。少しでも気になるなら、まずは情報に触れてみることが大切です。
「年収600万円」は、もう特別じゃない時代に
かつては、夜勤や管理職にならなければ高収入を得ることは難しいとされていた看護師の世界。
しかし、令和のいま、働き方の選択肢は大きく広がり、訪問看護や美容クリニックでの活躍、SNSを活かした副業や情報発信など、自分らしい方法で“+α”の収入を得る看護師が増えています。
大切なのは、「できる人」だけの話だと決めつけないこと。必要なのは、少しの視点の切り替えと、最初の一歩。“今のままでいいのかな”と感じたその気持ちこそが、未来を変えるサインです。
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